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無線設備の新スプリアス対応

「スプリアス」とは目的の電波を発射する場合に副次的に発生する電波のことです。例えば80MHzで交信を行う目的で電波を発射すると、 副次的に160MHz(2倍)、240MHz(3倍)、・・・、(80MHz x n倍)の高調波が発生することが知られていました。これらの高調波は不要発射として位置づけられ、 他の通信に悪影響を及ぼす可能性があるため、無線機の点検の際には不要発射の強度が規定のレベル以下であることをチェックしていました。

このように目的の電波の周波数xn倍の強度チェックは、旧スプリアス規格による点検でしたが、これは限られたポイントを測定しているだけで、他のポイントは検査対象外となっています。 そのため新スプリアス規格では決められた領域全体を検査の対象とし、広い範囲にわたって不要発射がないことをチェックします。

旧スプリアス規格の無線設備は、2022年11月30日以降完全に使用禁止となります。 使用の継続(もしくは買い替え)の際は新スプリアス規格への適合が必要となります。

また新スプリアス規格での測定・点検を行うためには、新規格に対応した測定器(スペクトラムアナライザ)を使用する必要があります。

当社は新スプリアス規格に対応した測定器を保有し、国(総合通信局)に確認を受けた点検実施要領書にもとづいて無線局のスプリアス強度の点検を行います。

点検については、定期検査のひとつとして実施する流れや、スプリアス強度確認のみを行う方法等、当社の標準的な登録点検フローにもとづいて、 いろいろな方法をご提案できます。

フローを見る »

新スプリアス規格についてもっと理解する

総務省にて公開されている資料と当社での業務経験をもとに新スプリアス規格への対応方法の説明を行います。

  1. 海外製品をお使いの方について
  2.   

    海外(輸入)製品の中には、早くから新スプリアス規格に対応している機種もありますので、買替え前にスプリアスの強度確認もご検討下さい。

      

    *新規格の海外製品を日本の旧規格で検査・免許を受けて現在運用しているというケースがありました。買替えは大掛かりな計画となるので、 まずはスプリアス強度を確認し、総合通信局へ届出することで現用の設備を継続使用する案もご提案できます。

  3. お使いの無線設備が新スプリアス適合品がわからない場合
  4.   

    まずは早めの点検をおすすめします。気軽にご相談下さい。

図版:新旧の違い
表:新規格への対応方案
No対応方案必要な作業(コスト感)
機器購入設置工事調整テスト検査
1無線設備の買替え無線設備一式
(X)
大掛かり
(X)

(△)
新設検査
(△)
2フィルターの挿入フィルター
(△)
数日程度
(△)

(X:注1)
変更検査
(△)
3測定による強度確認なし
(◯)
なし
(◯)
なし
(◯)
強度確認
(◯)

注1 現用の設備との整合・調整を十分に行う必要があります。

参考URL

総務省 電波利用ホームページ 無線設備のスプリアス発射の強度の許容値 http://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/spurious/